【札幌の税理士が回答】アウル税理士法人の八幡から聞く、顧問契約で税理士が行う業務。

今回はアウル税理士法人のスタッフが、アウルで働いている税理士に取材してアウル税理士法人のことを知ってもらう企画です。

札幌市のアウル税理士法人で税理士として働かれている八幡さんに、顧問契約の税理士が行っている業務内容や、八幡さんが面談時に意識しているポイントについてお聞きしました。

これから顧問税理士を探そうと考えている経営者の方は、ぜひ参考にご覧ください。

契約後の業務の主な流れについて教えてください

領収書や通帳の記入までこちらに全てお任せいただく契約の場合は、郵送やGoogleドライブへのアップなど、お客さんのやりやすい方法で送っていただいて会計データを作成します。

お客さんでエクセルに会計データを入力していただく契約の場合は、毎月入力が終わったら、入力が完了した旨のメールを送っていただくので、その後会計データをチェックします。

会計データの作成や会計データのチェックが終わったら、会計データだけでは報告できない内容に関して報告資料をエクセルデータに変換して、面談に臨んでいます。

面談ではどのような話をしていますか?

まずは単月の損益の状況、そして前年と比べて売上や経費がどう増減しているかなどを報告します。

たとえば10ヶ月経った場合では、1ヶ月から10ヶ月までの損益の推移を報告し、累計の売上や経費の報告も行います。

利益は借入金の返済に充てる原資になります。そのため利益で借入の返済ができているかどうか、つまり、会社として問題なくお金が回っているか、という情報の報告はとても重要になります。

また、会社によっては一緒に予算を作っているところもあります。そのような会社は、現在までの10ヶ月と残り2ヶ月の予算の推移を足して、決算の着地見込みや、見込み税額をお伝えすることが、面談時の基本的な報告になります。

あとは「お客さんの課題はなんですか?」という質問を投げかけて、その課題の解決について一緒に考えることもあります。課題で一番多いのは、「人」に関するものが多いです。

ただ、表面的に、課題が「人」という認識だとしても、本質的には、仕事の設計や、仕組みが課題だったということも多いです。

こういった課題の本質は、当事者だけでは中々見えにくいため、自分が第三者として客観的に情報を整理することで浮き彫りになることがあります。

経営者の方々は忙しくて内省する時間・自分で自分を見つめ直す時間が少ないという側面があります。ですので、面談をしていて「今の課題はなんですか?」という質問から会話を進めていくうちに、経営者の考えが整理されていくという効果があると思います。そこが自分にとって重要な業務だと考えて面談をしています。

面談を行う頻度・回数はどのように

面談の回数は契約内容・顧問料で異なります。毎月面談しているのは10社ほどです。

毎月の面談を必要とする企業は、規模感で言えば最低でも5000万円以上の企業が多いです。毎月集計して数字を追っていくというのは経営者として必要なポイントです。

5000千万円以下であれば数字が頭の中である程度分かっていれば大丈夫ですが、1億規模になると頭の中だけの漠然とした情報だけでは数字を追うことが難しくなると思います。

八幡さんが面談時に意識していることや役に立っていると思うことについて教えてください

面談では、数字を報告して終わりにするのではなくて、自分との面談によって経営者が次のアクションを起こせるのが一番良い面談だと思っていて、自分はその点を一番大事にしています。

特に面談で意識しているのが「アハ体験」です。

話した時に「なるほど」「あ〜」「分かった」といったような言葉が面談で出た時は、良い面談ができたなという実感がありますね。

そして興味深いことに、そのようなリアクションが出るタイミングは、会計とは別の内容の話をしているときが多い印象があります。

会計は客観的な情報なので、基本的に自分以外の人が報告しても内容は大きく変わらないと思います。なので他の税理士と差別化ができる会計以外のところで役立っているという実感があります。

「頭が整理できました」「これやってみようと思います」など。経営者が行動を起こすきっかけになる言葉をもらえた時に、役に立てているなと感じますね。

ただ、面談後の経営者の行動で、すぐに会社が良くなることも難しいかと思います。小さな行動の積み重ねが必要になります。そして、数年後に財務状況がよくなっている決算書をお客さんと一緒に共有したときに、自分自身の仕事が役に立っているととても実感します。

八幡さんは何件担当していますか?

担当の定義が難しいのですが、一つの担当に対して3〜4人のチームで動いています。

自分は札幌チームと旭川チームで仕事をしていて、札幌チームは60件くらい、旭川チームは80件ほど担当しています。

八幡さんの役割やチーム体制について教えてください

まず会計データ作成の担当者が資料や会計データをお客様からもらって、そこから会計データを作成し、エクセルで月次の報告資料を作ります。

自分がその資料をもらってお客さんに面談します。申告書の作成もチームの担当者が作って自分がチェックをする流れとなっています。

旭川は去年の6月からスタートしたばかりでまだ1年経っていないので、全てのお客様にはまだお会いできていません。

旭川のお客さまからの質問や相談はチームメンバーに連絡がいっていて、旭川の方はメンバーがお客さんと会って面談をしているので、自分が積極的に出ていかなくても問題なく回っているような状態ですね。

札幌エリアで会計や経営に不安を抱える経営者の方は、ぜひ一度アウル税理士法人の無料相談へ

今回は、アウル税理士法人の税理士である八幡さんに、税理士と契約するまでの流れについてインタビューしました。

アウル税理士法人の顧問契約では、日々の会計業務のサポートだけでなく、会計の情報から、これからどう経営判断を行うべきかについて、経営者一人ひとりに寄り添ったアドバイスをさせていただきます。

個人事業主から法人成りを検討している方や、申告書の作成に不安を感じる方、これからの経営について相談したい方は、ぜひ一度アウル税理士法人の無料相談をご利用ください。

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