2020年7月1日に、札幌国税局が2019年1月1日時点の北海道内の路線価を発表しました。
結果は、札幌駅前とニセコ、倶知安の路線価の上昇が全国ニューズになるほどでした。
その路線価がこちら
出典:日本経済新聞
インバウンド需要により牽引された形の固定資産税の上昇となっていますが、今年に入ってからコロナウィルスによる影響でその需要は冷え込んでいます。
政府は、売上高が減少した中小企業を対象にした固定資産税の減免を打ち出していますが、税金を払う側としては、手元に届いた路線価評価が
本当にそうなの??
高すぎなんじゃないの??
と思うこともありませんか?
毎年6月から7月にかけて届く固定資産税の通知。納税通知書通りに支払っている方が殆どだと思いますが、実は疑わずに支払っている通知書。100%正しいとはいえないようなんです。
あなたのその固定資産税額、本当に正しい?
納税通知書の金額が100%正しくない。
これは、2012年年8月28日に総務省が発表した「固定資産税及び都市計画税に係る税額修正の状況調査結果」に起因します。
2009年から2011年度の3年間で、なんと調査回答のあった市町村の97%が、税額修正した納税義務者が1人以上あった、という結果になっているんです!
これは見過ごせませんよね。
固定資産税が間違って計算される最近の例とて、東京で2017年1月30日に
東京地裁が固定資産税の評価について、過大納付額約1450万円の損害賠償を東京都に対して命じる判決をしています。
裁判といかなくとも、路線価の評価が現実に則していなかったりする場合もあります。
固定資産税を下げる方法はある?
市区町村からあなたの固定資産税はこれだけですよ、と言われれると、100%正確ではない、というデータがあるけれども、「そうか、しょうがないな」と思われる方が多いのではないでしょうか。
でも、ちょっと待って下さい。
例えば、住宅と田畑が隣接していて、住宅も田畑もあわせて一筆全部を宅地として課税されていた場合、かなり多くの税金を余分に支払っていたことになります。
また、昔からの土地は、案外正しい実測がされていないことがあり、測り直してみたら、課税明細書にある現況面積より狭かった、というケースがあり、その場合税金は当然安くなります。
札幌駅前やニセコ、倶知安などは需要が高まり、固定資産税の上昇は見過ごすことができません。
もしかしたら、その固定資産税、払いすぎている可能性や、減額できる可能性があるかもしれません!
もしかしたら?と思ったら、不動産鑑定士と連携のある「佐藤等公認会計事務所」にまずはご相談ください!
札幌、ニセコ、倶知安で固定資産税にお困りなら
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☎ 011-261-4460 (平日 9:00-18:00)
佐藤等公認会計士事務所
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