「女性だけど家業を継ぎたい」
「家業を継ぎたいけど、女という理由でなめられないか不安」

そのようなお悩みはございませんか？

近年、高齢化や後継者不足に悩む中小企業が増え、事業承継が多くの企業にとっての課題となっています。後継者として最近注目されているのが「跡取り娘」。

例えば、ホッピービバレッジやナガオカ、ダイヤ精機などのように、優秀な女性経営者に事業継承し、業績を向上させたケースも多いです。現在、日本の会社の経営者に占める女性は8％（帝国データバンク調べ）とまだまだ多くはありませんが、女性経営者は年々増えてきています。

今回は、家業を継ぎたい女性のために「女性が家業を継ぐメリット」と「女性経営者の悩み」をご紹介します。

家業を継ぐ女性ならではのメリット

女性ならではの家業を継ぐメリットをご紹介します。

娘の方が父親とのコミュニケーションがうまく取れる

息子よりも娘の方が普段から父親と交流がある家庭は多いでしょう。父親から家業を継ぐ際には、娘の方が父親とのコミュニケーションがうまく取れてスムーズに引き継ぎできる場合が多いと言われています。

女性消費者の目線が持てる

女性の消費者が多い産業では、やはり女性目線を意識できる女性社長の方が消費者心理を掴みやすいです。また、女性経営者は男性とは違った目線で経営に取り組めるため、今までとは異なるターゲットからの支持獲得も狙えるでしょう。

世界観が広がる

自分の裁量で会社経営ができる喜びや楽しみが手に入ることは、家業を継いで経営者になるメリットの１つ。経営には困難を伴うこともありますが、うまく軌道に乗せて事業運営を行えれば、これほど楽しいことはありません。経営者になれば目線や視点が上がり、世界観が広がります。

都合の良い人生設計ができる

ワークライフバランスを自分で確立できるのも、女性が家業を継いで経営者になることのメリット。夫の定年に左右されない上、若い方であれば出産や子育てなどのライフイベントも自分で時期をコントロールするなど、都合の良い人生設計ができます。

女性経営者だからこその悩み

女性経営者ならではの悩みをご紹介します。家業を継ぐかどうかでお悩みの方はメリット・悩みを比較検討してみてください。

女性だからとなめられることがある

エヌエヌ生命保険株式会社がおこなった調査「全国の女性中小企業経営者の意識調査」によると、中小企業の女性経営者の3人に1人は、男性より業務上不利に感じていると回答しています。顧客、仕入れ先、金融機関との関係構築で不利に感じる人が多く、中には「女性と相性が悪いという理不尽な理由で断られた」「社員になめられているように感じる」という回答もありました。

一方で、女性経営者の約4割が女性であることが顧客との関係構築に有利に働いたと回答しています。「女性だから応援したい」「親しみやすい」と思ってもらえて関係構築がスムーズに進む場合もあります。

家庭と仕事の両立が難しい

家業を継ぐかどうかで悩んでいる女性の中には、家庭と仕事の両立に不安を感じている人も多いのではないでしょうか？

独身で子どもがいない時は自分の時間を自由に仕事に充てられますが、結婚して子どもが産まれた場合にはそうはいきません。女性経営者が家庭と仕事を両立させるためには、パートナーの協力が必須です。パートナーに育児休業の取得ができないか相談したり、保育サービスを活用することで、家庭を持つ女性でも経営者として働きやすくなるでしょう。

また、事業概要やビジョンなどを家族に説明し、少しづつでも理解を得られるようにしていくことも大切です。

女性経営者の仲間が少ない

「女性経営者の知り合いが少なく、孤独を感じている」と悩む経営者は多いです。出産と会社経営との両立など、女性経営者ならではの悩みを相談したいときや、成功例を聞きたいときもあるでしょう。

女性経営者が参加している経営者コミュニティに参加することで、相談できる知り合いを増やせます。

まとめ

今回は、これから家業を継ぐ女性「跡取り娘」のために「女性が家業を継ぐメリット」と「女性経営者の悩み」をご紹介しました。

経営者やこれから経営者を目指したい方には、札幌大通りにあるアウル税理士法人が運営する経営塾がおすすめ。同じ境遇、悩み、そして志をもつ者同士が出会い、皆様の経営の不安を少しでも取り除くお手伝いができればと考えております。

女性経営者の参加者も多いため、女性ならではの相談もできますよ。

また、アウル税理士法人では経験豊富な税理士・公認会計士が、事業承継をサポートいたします。事業承継後も、事業者の想いや情熱をしっかり受け止めて、税務を超えた部分でも積極的にサポートいたします。事業継承の手続きに不安がある方、今後の事業の行く末が心配な方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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