【税理士監修】副業で収入を得た時の確定申告のやり方に完全密着!

 

働き方改革が進められている近年、ネットを利用しての転売やアフィリエイト、投資や不動産などで副収入を得ている会社員が増えています。

年間を通して得た収入が会社員としての給与だけであれば、勤め先が年末調整を行なって所得税を納めてくれますが、副業で収入を得ている場合は要注意です。

副業で収入を得ている方に向けて、確定申告を行わなければならないケースと、確定申告のやり方を解説します。

 

何が「副業」になる?「所得区分」って何?その疑問に答えます!

まずは、何が副業にあたるのか、具体的に見ていきましょう。

・転売

転売は「せどり」とも呼ばれ、仕入れた商品を高く売ることで収入を得ることができます。フリマアプリが流行したことで、チャレンジしやすくなりました。

・アフィリエイト

自身のブログなどに表示した広告を、誰かが開いたり商品を購入することによって、収入が発生します。

・投資

株式投資やFX、仮想通貨などがポピュラーです。時間に拘束されることなく手元の携帯電話でできる点が魅力です。

・不動産

土地やアパート、駐車場を持ち、売買や家賃収入によって利益を得る方法です。

 

このような副業以外にも、短期のアルバイトやクラウドソーシングサイトによる仕事の受注が副業に該当します。

また、副業の種類によって、確定申告書における「所得区分」が異なります。

上記の例で言えば、

株を売買して収入を得れば「株式の譲渡所得」、

FXで得た利益は「雑所得」、

家賃収入であれば「不動産所得」

となります。

転売やアフィリエイト、仮想通貨やクラウドソーシングで出た利益は「雑所得」、

アルバイトの給与は「給与所得」

に該当します。

 

副業でいくら稼いだら確定申告しないといけないの?

 

続いて、副業で得た収入から経費を差し引きし、「所得」を計算します。

副業における所得が20万円を超えていれば、確定申告をしなければなりません。

例えば、転売における仕入れや運送費、所有しているアパートを管理会社に任せた際の管理手数料などが経費です。

基本的に所得が20万円に満たなければ確定申告の必要はありませんが、市町村役場で住民税の申告を行う必要があります。

収入イコール所得ではありませんので、注意が必要です。

 

確定申告のやり方を完全解説!

それでは、最後に確定申告のやり方をチェックしておきましょう。

・本業の源泉徴収票を用意する

・副業の所得金額を計算する

・該当の金額を記入し、確定申告書を完成させる

・管轄の税務署へ提出する

基本的な流れは、以上です。

 

確定申告書の作成については、

税務署窓口や国税庁ホームページから書類を手に入れて手書きをする方法、

国税庁が提供しているWEB上の「確定申告書作成コーナー」を利用する方法、

税理士などの専門家へ依頼する方法

があります。

 

もし、勤め先の年末調整で保険料控除を行なっていなければ、確定申告で控除することが可能です。

提出期限ギリギリになって焦ることのないように、早めに確定申告の準備に取り掛かりましょう。

 

副業の確定申告でアドバイスが欲しい!という方は

アウル税理士法人の無料相談を利用してみてください。
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