貸借対照表って何?流動資産についての勘定科目まとめ一覧

貸借対照表は、「資産」「負債」「純資産」をひと目で把握し、決算時の会社の健康状態を表すものです。

そこで使われる勘定科目は沢山あります。

会社のプラスの財産となる資産は「流動資産」「固定資産」「繰延資産」がありますが、ここでは「流動資産」についての勘定科目の用語についてまとめてみました。

 

 

現金預金

現金

いわゆる「お金」のこと 通貨代用証券(小切手・郵便為替)、配当金領収書、送金小切手などを処理する勘定科目

小口現金

文房具代や近距離の交通費など少額の経費の支払いのために一定金額を前渡しした現金を処理する勘定科目

普通預金

いつでも出し入れが可能な預金のこと

当座預金

小切手などの支払いのために預けておく無利息の預金のこと

定期預金

決められた支払期日がくるまで払い戻ししないことを約束した預金のこと

定期積金

定期的かつ継続的に一定金額を払いこみ、満期日に支払われる預金のこと

通知預金

預入後7日間据置期間、引き出す際は最低2日前に通知する必要のある預金 退職金等の一時的な資金運用に活用

別段預金

銀行業務に該当しない預金 出資振込資金・宝くじ当選金の管理口座等

納税準備預金

納税に充てる資金を預け入れる預金

 

 

売上債権

受取手形

事業目的のための営業活動に基づいて発生した手形債権 先日付小切手

売掛金

事業目的のための営業活動に基づいて発生した営業上の未収入金

貸倒引当金

売上債権(受取手形、売掛金)・金銭債権等の回収不能による損失に備える為の引当金

 

 

有価証券

有価証券

証券取引法に規定する国債証券、地方債証券、社債券、出資証券、株券、証券投資信託、貸付信託受益証券など

 

 

棚卸資産

商品

商業を営む会社が販売の目的をもって所有する物品

製品

工業、鉱業その他商業以外の事業を営む会社が販売の目的をもって所有する製造品その他の生産品

半製品

製造工程の中間生産品で、そのまま外部に販売できるもの

仕掛品

製品、半製品又は部分品の生産のため現に仕掛中のもの

原材料

製品の製造目的で費消される物品で未だその用に供されないもの

貯蔵品

燃料、油、釘、包装材料その他事務用品等の消耗品など

 

 

その他

短期貸付金

金銭等を貸し付けた場合に生ずる債権 返済期限が貸借対照日の翌日から起算して1年以内に到来するもの

貸倒引当金

売上債権(受取手形、売掛金)・金銭債権等の回収不能による損失に備える為の引当金

前渡金

商品・原材料等の購入のための前渡金

立替金

一時的な立替払いによる債権が発生した場合に処理する勘定科目

仮払金

銭等の支出はあったが取引の内容が明らかでない場合に一時的に処理する勘定科目

仮払消費税等

『税抜経理方式』を採用している場合に支払った消費税等の額を表す勘定項目

未収入金

事業目的のための営業活動に基づいて発生した未収入金で売掛金以外のもの

未収消費税等

還付される消費税等で未収の金額

前払費用

提供されていない役務に対して支払われる対価

未収収益

既に提供した役務に対していまだその対価の支払を受けていないもの

繰延税金資金

税効果会計を適用した場合に認識される将来減算一時差異に法定実行税率を乗じて得た金額

 

以上、貸借対照表で使われる流動資産の勘定科目についてのまとめでした。

The following two tabs change content below.

佐藤等公認会計士事務所

この記事は2021年1月4日以前に執筆されたものです。 佐藤等公認会計士事務所は令和3年1月4日をもって鈴木康弘税理士事務所と経営統合し、アウル税理士法人となりました。
無料相談専用予約フォーム