一般的に消費税と呼ばれるものが、二つの要素で構成されていることはご存知ですか?
この記事では消費税と地方消費税、そして標準税率や軽減税率について解説させていただきます。
基本的な消費税の種類を理解しておくことで、軽減税率などを利用した賢い生活を送ることができますよ。
消費税と地方消費税
冒頭でもお話した通り、一般的に言われている消費税は、「消費税 + 地方消費税」を組み合わせた税率で計算されています。ここでは、消費税と地方消費税の違いについて解説させていただきます。
消費税
消費税とは、商品やサービスの提供などに対して広く公平に課税される税のことを指します。令和4年現在の消費税率(国税)は7.8%であり、これに地方消費税2.2%を加算して標準税率10%となっているわけですね。
地方消費税
地方消費税とは、都道府県で課せられる税金で、平成9年4月に導入されました。税率については、消費税に22/78(2.2%)を乗じて計算されます。(令和4年現在)
標準税率と軽減税率
ここでは標準税率と軽減税率の違いや、対象になるものについて解説させていただきます。
標準税率
標準税率は10%(消費税率7.8% + 地方消費税率2.2%)となっており、一般的(飲食料品以外)に売買される多くのものに課せられる消費税になります。
テイクアウトが安くなる理由
飲食料品は基本的に軽減税率となるのですが、酒類・外食は標準税率となります。この決まりがあるため、テイクアウトか店内での食事かで税率が変わるんです。(テイクアウトは飲食料品とみなされる)
軽減税率
軽減税率は8%(消費税率6.24% + 地方消費税率1.76%)となっており、飲食料品や、定期購読契約の新聞などが対象となります。新聞に関しては、より細かい決まりがあり、「政治、経済、社会、文化等に関する一般社会的事実を掲載」しておりかつ週2回以上発行されるものが対象となります。
おもちゃ付きのお菓子は飲食料品になるか
軽減税率の対象となる項目の中に「一体資産」という物があります。これは簡単に言うとおもちゃ付きのお菓子であり、軽減税率の適用をする為には条件があるんです。税抜き価格が1万円以下かつ、食品の価格を占める割合が2/3以上の場合、軽減税率が適用となります。(ガム一個だけでフィギュアがついているものは対象外というわけですね)
まとめ
今回の記事のポイントは以下の通りです。
- 一般的に「消費税」と呼ばれるものは「消費税 + 地方消費税」で成り立っている
- 地方消費税は各都道府県で課せられる税金
- 軽減税率を適用する為には条件がある
個人事業主の方は、販売している商品が軽減税率の対象となるか判断がつきにくい場合もあるかと思います。そんな時は、弊社の無料相談をご利用いただけると幸いです。
札幌大通りにあるアウル税理士法人は、独立開業したばかりのフリーランス・個人事業主の方はもちろん、会社の税務をサポートします。
【アウル税理士法人に相談するメリット】
親身なヒアリングで的確なアドバイス
二人三脚で税務を支援する顧問契約も可能
初めての方も安心の初回50分無料相談!
まずはお気軽にご相談ください!お電話やお問い合わせフォームでのご相談も承っております。
アウル税理士法人
最新記事 by アウル税理士法人 (全て見る)
- 札幌市で税理士を探している方へ。アウルの税理士八幡に聞く、無料相談をしてから契約までの流れ。 - 2024年10月3日
- 確定申告が間違いだらけになったらどうする?よくあるミスと対処法を解説します。 - 2024年9月26日
- 税理士の間違いが頻発する理由とは?防ぐためのポイントを解説 - 2024年9月19日