経営塾に出会うまで、どんなことにお悩みでしたか?
悩みはたくさんありましたけれど、その中でも苦労したのが、スタッフが主体的に動いてくれないという問題でした。当時はスタッフみんなが“指示待ち”になってしまって、やらされ感で仕事をしている職場になっていたんです。
もとはといえば、当時の私の“指示出し癖”がいけなかったんだと思います。私は昔、大手居酒屋チェーンの社員として働いていたことがあるんですが、そこでは指示ばかりが飛び交っていて、すごく窮屈な思いをしたものでした。
結局、そうやって上司に指示されてばかりの仕事が嫌になり退職したのですが……いざ起業して経営者になってみると、まさに自分自身が指示出し人間になってしまっていました。指示出しで現場を指揮するやり方しか知らなかったので、仕方ないといえば仕方ありませんでした。
だから起業した頃の私は、とにかく自分が現場をコントロールしなければ気が済みませんでしたね。スタッフには、一挙手一投足のレベルで指示を出していたんです。
すると、だんだんスタッフのほうも「自分たちは言われたことをやっているだけ」「これは指示されたことじゃないから」と考えるようになり、仕事の質や雰囲気が悪くなっていきました。そして同時に、「経営者としてまだまだ未熟だな」と痛感させられました。
「経営塾」を選んだ理由は何ですか?
「経営者とは何だろう」という根本的な問いが常に自分の中にありました。そこで出会ったのが経営塾です。ドラッカーの学びを深めることができるという話を聞いて、参加しました。
もともとドラッカーは、兄の勧めもあって、昔に本を読んだことがあったんですが……内容がちょっと難しくて、当時はなかなか身に入りませんでした。
でも経営塾は、ドラッカーを経営に活かした実践例をテキストで紹介してくれるので、読書がちょっと苦手な私でもすごくわかりやすかったんです。
そして何より、経営塾での学びが他のビジネスセミナーと違うのは、テクニックよりも経営に対するものの見方・考え方を大事にしているということです。
「売上こそすべて」という利益第一主義の考えが当たり前のようにある中で、ドラッカーは「利益とは企業が社会貢献するための手段にすぎない」と断言します。この価値観は、私の胸にスッと入りました。経営に対する考え方が根本的に違うんだな、と。
小手先のテクニックを学ぶビジネスセミナーは山ほどありますが、経営塾のように、経営の原理原則と実践例を真摯に学ぶ場はなかなかありません。
だから私は経営塾に参加したときに「ここで学べば間違いない」と確信することができました。
経営塾で学んで変わったことはありますか?
経営塾では、「企業の目的・ビジョン・理念が、主体性を持ったスタッフを生む」というドラッカーの教えを実例を交えながら学ぶことができました。
そこで私は、一年に一回、スタッフ全員と「今年の成果はどれくらい達成できたか」を話し合い、反省をふまえて設定した来期のビジョン・目標を「経営計画書」として形にするようにしました。
事業のビジョン・目標が明確に共有できているため、私が「どうすれば預かったお子さんのご両親が安心できるだろう」という問いかけをすれば、スタッフが積極的にアイデアを出してくれるようになりました。
いまでは私が自ら指示を出さなくても、現場が活き活きとしています。これが経営塾で得た大きな変化の一つですね。
どんな人に経営塾をおすすめしたいですか?
事業を多角展開している方、主体性のあるスタッフが育たない方、そして「なんでも自分で現場をコントロールしないと気が済まない」という経営者の方には、ぜひおすすめしたいです(笑)
またそれだけでなく、「利益がすべて」という考え方に対して「それはちょっと違うんじゃないか」と思っている人や、信念やビジョンを大切にしている人にもおすすめしたいですね。経営塾で学ぶドラッカーの言葉一つひとつが、胸にスッと入ると思います。「そうそう、こんな勉強がしたかった!」という人もきっといるのではないでしょうか。
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