アウル税理士法人への歩み―鈴木康弘の場合

税理士を目指すきっかけ

税理士になる前は信用金庫に勤めておりました。入社して間もなく役職定年制という制度が導入されました。この制度は、簡単に申し上げますと55歳になったら役職を降りて平社員にもどるという内容で、組織の活性化などのメリットはありますが50歳代の先輩方々を見ているとまだまだ働けるのにもかかわらず重要なポストからは外されてしまい、年金を受給できるまでの10年以上の期間をどう乗り越えるのか、将来結婚して子供がまだ学生だったらどうやって学費を捻出するのか、55歳まで働いて退職した場合に自分なりのセカンドキャリヤを見いだせるのか不安に襲われていました。信用金庫で学んだことを生かしつつ自分にあった職業はなにか漠然と悩んでいると「これからは、組織の中でも外でも通用する知識や技術を身に着けて、組織に頼らずしっかりと世の中で生き抜くことができる自分を作っていかなければならない。」という考えに至りました。

当時勤務していた信用金庫では、中小企業に対する融資を行う融資係を担当しており、融資を通してお客様の役に立つことをやりがいとしていました。しかし、その思いとは裏腹に融資係としてお金を貸すだけではお客様の会社はよくならず、お客様も「スムーズに融資してほしい」という思いで来店するため、それ以上踏み込んだ仕事をできない状況でした。もっと、お客さまの会社が良くなるようにできることはないか考えておりました。そんな時に、仕事の関係で旭川で開業している税理士の河部由雄先生と出会い、「税理士は、税務・会計を通じてお客様の会社を支える仕事だ。」ということを初めて知り、私が人生をかけて取り組むべき仕事は、「税理士」だと確信を得て3年間の勤務の後信用金庫を退職し税理士を目指しました

税理士として

そうして、税理士になるために信用金庫を退職しましたが、受験資格もなかったため日商簿記1級の勉強から始めました。退職して最初に受験した試験で何とか日商簿記1級は合格しましたが、それからが苦難の始まりでした。翌年から税理士試験の受験をスタートしましたが仕事と受験勉強との両立は大変で、毎年1月から8月の本試験までは仕事が終わってから帰宅して12時から1時くらいまでは受験勉強をする毎日で仕事中も地下鉄に乗ったときや車でお客さまの会社にお伺いする前に理論暗記を繰り返し、試験が近くなると土日は一日中勉強するという日々が続いておりましたが、なかなか結果を出せず合格まで9年かかってしまいました。

2008年に税理士資格を取得後、東京や札幌の大手税理士法人に勤務することや、独立する選択肢など悩んでいましたが、私が尊敬する税理士の先輩に相談したところ「独立してすべて自分の責任で事務所を経営することが、一番の勉強になる。」という言葉をいただきそれから1年後、33歳で独立を決め、個人事務所を開業することとなります。

札幌で独立

開業当初はお客様がほとんどなかったにもかかわらず、開業後約1年でメイン顧問先のグループ会社3社が倒産し、妻子もあり預金通帳とにらめっこの毎日で「このままだと半年後には預金がゼロになる。」など不安と希望でいっぱいの日々でした。当然の如く、新規顧問先の開拓が重要なテーマとなっておりました。

開業以前税理士事務所に勤務していたころから医業や運送業の会計・税務に興味がありましたが、開業後さらに専門的知識を必要とする医業・運送業の経営者に対し会計・税務の領域で貢献できることがあるのではないかという思いが強くなりました。日々、目の前の仕事に全力で取り組んでいると開業して2年を過ぎたころからいつの間にかお客さまからのご紹介を中心として有り難いことにお客様は順調に増加していきました。感謝しております。
その思いは変わっておらず今後も力を入れて取り組んでいきたいと考えております。

法人化への思い

佐藤さんと法人化のお話をする前に、ほかの税理士や会計士の方からお誘いを受けたことがありました。それでも法人化へ踏み切らなかったのは、直感で違和感があったからです。
ですが、高塚さんに「会計士の方の力をお借りしたいんです。」と相談して佐藤さんを紹介されたとき、そうした違和感はなくスッと受け入れられたのを感じました。

私は20年間会計税務の実務をずっとやっていて、税理士を目指したきっかけも「経営者の役に立ちたい」という強い思いからなので、法人化によって基礎が今終わった段階かなといった思いです。特に最初からやりたかった事業計画、組織再編といったところも集中して取り組んでいって、お客様の企業の成長スピードをあげていきたいと思っています。そしてドラッカーについては佐藤さんが第一人者ですので、経営についても実践できるようにいろいろ勉強させていただきながら、取り組んでいきたいと考えております。今は次のステップがきたなと楽しみにしているところです。法人化するにあたって、「お客様の事業の永続性」という思いが同じであることもあり、これからはアウル税理士法人として力を合わせ、真にお客様へ貢献できるよう取り組んでまいります。


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