近年、収入を少しでも増やそうと副業に挑戦する人が増えています。
特にネットを利用してのアフィリエイトは、家にいながらにして収入を得ることができるため、時勢に伴って今後も注目を集める可能性が高い副業です。
アフィリエイトで収入を得た際に気になるのが、確定申告。
副業アフィリエイトで収入を得た場合に確定申告が必要なのか、注意点と併せてお伝えします。
そもそもアフィリエイトってどんなもの?
アフィリエイトとは、「成果報酬型」のことを指します。
自身のブログやサイトに広告を表示させ、広告を見た人がクリックして商品を購入することによって、報酬を得るという仕組です。
商品を売りたい広告会社に協力し、商品が売れれば紹介料がもらえるとイメージすると分かりやすいかもしれません。
アフィリエイトは初期費用がほとんどかからず、時間拘束がなく自分のペースででき、軌道に乗れば収入が継続するという点がメリットです。
元々のブログの集客状況や表示させる広告のチョイスにもよりますが、1ヶ月あたり数千円程度の収入をお小遣い感覚で得ている層がもっとも多く、少数ながら本業と同程度のアフィリエイト収入を得ている層もいます。
副業アフィリエイトで得た収入は確定申告が必要?
アフィリエイトで収入を得た場合、確定申告の要否は所得額によって異なります。
要否のポイントは収入ではなく、所得です。
「収入−経費=所得」という式を元に、計算してみましょう。
例えば、サイトを公開する際のレンタルサーバー代やドメイン代、資料として購入した書籍、報酬が振り込まれる際に引かれる振り込み手数料は経費として計上することができます。
計算した所得額が20万円以上であれば、本業の所得額に関わらず、確定申告をしなければなりません。
所得額が20万円に満たなければ、基本的に確定申告は不要です。
副業アフィリエイトで収入を得ている場合の注意点
最後に、アフィリエイトで収入を得た際の注意点を押さえておきましょう。
確定申告書では、所得の種類を表す所得区分ごとに、金額を記入する欄が異なります。
本業としてアフィリエイトを行なっている場合の所得区分は「事業所得」ですが、
副業でアフィリエイトを行っている場合は「雑所得」です。
また、
副業アフィリエイトの所得額が20万円未満である場合、確定申告の必要はありませんが、市町村役場で住民税の申告を行う必要があります。
住民税の支払い方法は、給料から天引きされる特別徴収と、自身で市町村役場へ支払う普通徴収があり、確定申告書に選択する欄が用意されています。副業を会社に明らかにしたくない場合は普通徴収をおすすめしますが、普通徴収できないケースもあるため、詳しくは市町村役場へ問い合わせてみましょう。
副業で収入が増えたけど、申告の仕方が複雑で分からない!という方は
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